<このページは『ワンパンマン』に出て来るキャラクターたちを第44.5撃までの作中のセリフなどでソシオニクスを使用して考察しています。>
最近色々あり、さらにソシオニクス(mbtiも含め)にハマっています。
自分の足りないものを分析したり、今ですと自粛中の心の不安を軽減したりするのにも使えると思います。
Twitterを見ると趣味でも活用している方々がいます。
韓流ファンの方々の中で流行っていて好きなアイドルの分析をするのにもとても役に立っているみたいです。
そして、それはフィクションにも言える事でしょう。
創作の中のキャラクターを見てみると名作と言われている作品ほどキャラには矛盾がありません。
それはキャラクターの志や思考のパターンが確立されているためだ思います。
このようなことに気付いてから、ソシオニクスを理解する練習としてキャラクターのタイプ分けを好きな作品で行うようにしています。
現在はとなりのジャンプでの無料公開があったことをきっかけに『ワンパンマン』にどっぷり浸かっている最中なので、この作品のキャラクター達を使わせて頂きます。
『ワンパンマン』は原作者と作画している方が違い、ストーリーは『モブサイコ100』でも有名なONE先生が書かれています。
しっかりとした原作者がいるためストーリーにあまりブレがなく、キャラクター達の独自性も際立っています。
さらには『スパイダーマン』『ヴェノム』チームが実写映画化を進めいているようです!
非常に楽しみですね。
やっと本題です。
ここでタイプ分けでの私なりの注意点を2つメモさせて頂きます。
[キャラが作中、読者に嘘をつく場合がある。]
と言うことと、
[媒体によってキャラの性格は変わってしまうことがある。]
と言うことです。(これはストーリーを作る作者や監督が変わってしまうからでしょう。)
このことを踏まえて今回はONE先生のストーリーでタイプ分けしていきたいと思います。
目立つ言動
・就活状態での戦闘中に途中で「なんか思い出した」と笑い出す(第2撃)→Si
・社会に影響を与えられていないことは悲しく無い(第5撃)→×Te
・「悪と戦う事は生きる気力の無かった俺に、昂奮と快感と与えた」と語る(第5撃)→Ne
・長く語られると理解できない(第7撃)→△Ti△Te
・(極端に壊されているからかもしれないが)自分のテリトリーを荒らされたく無い(第7撃)→Fi
・勝敗は決まっているから「謝るのは今のうちだぞ」と警告してくれる(第8撃)→Si
・敵の準備を心配してくれる(第9撃)→Fi
・地下への扉を早々に見つける(第9撃)→Si
・自分で変われるのが人間の強さだ!(第11撃)→Ti
・自分がハゲているとハンマーヘッドの仲間だと勘違いされると想像できる(第12撃)→Ni
・グルグルアタックを見て過去を連想する(第14撃)→Si
・社会への失望がある(第14撃)→Ne
・戦いを楽しんでる人間を嗅ぎ分ける(第14撃)→△Se
・「知らん」と言われてみてわかるように傷つく(第15撃)→Fi
・情報に疎い(第15撃)→×Te
・ジェノスと協会に入る(第15撃)→Fe
・自分より弱いであろう偉そうな相手に態度が悪い(第16撃)→×Te
・先生らしくしようとはする(第18撃)→△Te
・クヨクヨ悩まない(第22撃)→Se
・ポケ~としているように見える(第22撃)→×Se
・追い出した大家を覚えている(第22撃)→Si
・文句は直接言えスタイル(第23撃)→Se
・ヒーローたちをかばった(第31撃)→Fe
・周りを見ないで真っ先に現場を見に行く(第34撃)→Se
・退屈人生でも人に迷惑はかけない(第38撃)→Fe・Te
・自分より弱い相手に気遣って誤魔化す(第40撃)→Fi
・私服がダサい(第43撃)→×Se
・嘘ついてるならその嘘を真実にしてしまえ(第44撃)→Fe
↓
Se…+4△1×2
Si…+5
Ne…2
Ni…+3
Te…+3×2△1
Ti…1△1
Fe…+4
Fi…+4
①アバウトに数字を基にして考えてみると、Siが多いように見えます。
Si(内向感覚)は過去の記憶を引き出す機能です。
その影響で保守的にもなりやすい。良い方に作用すると、Siが第2機能のESTJを見てもわかるように真面目でコツコツ努力を重ねること促します。
これはサイタマが筋トレやランニングを毎日欠かさず繰り返していたことに反映されていると思います笑
他には、就活が上手くいかなかった時にヒーローになるきっかけを与えてくれたり戦闘時に機能したりとリラックスしている中で使用されているわけではなく、インザグリップを抜け出す時につかわれているようです。
普段から真面目に生活しているわけではないようですしね。
なので第1機能・第2機能というわけではないと思います。(ISFJ・ISTJ・ESTJ・ESFJは候補から消えました。)
②逆に少なかったTe・Tiも第1機能・第2機能から外していいと思います。確かに普段からあまり表情が変わらずTユーザーだという意見をよく見ますが、Teのような秩序や常識を求めることも発言することも少なくTiのように自分の考え方を語るというシーンもあまり見受けられません。また、他人の話を聞く時に簡潔にまとめさせようとしたりする反応は、相手の話を聞くのが嫌だからというよりは、思考に対する苦手意識を感じます。
ここから私はTe・Tiも第1機能・第2機能を外してしまいたいと思います。(残りはISFP・INFP・INFJ・ESFP・ENFP・ENFJ)
③残ったタイプでそれぞれ第1機能・第2機能も含めて考えてみると、
・ESFP→SeFi(浪費癖や外装が色彩豊かな部屋では無い。相手の戦い方を観察したり経験から学ぶという表現も見受けられないので除外。)
・ENFP→NeFi(人の好奇心を刺激したりジェノスが弟子になったりはしているが、サイタマが困惑しているので本意ではない。感情を利用して事を成そうという気配は成られないので除外。)
・INFJ→NiFe(ぼんやりとはしているがNiみたいに想像力を働かしているような描写はない。ないだけかもしれないが、隕石を破壊した時にヒーローランクのせいでタンクトップ達に絡まれるであろうことや強さがどう未来に影響してくるのか考えていないように感じる。またみんなの心の平和を守るために戦っているようには思えないので除外。)
・ENFJ→FeNi(雰囲気を合わせる気配はあまりない。ジェノスを元気付けようとするときはあるがあまりうまくいっていない。自分の価値基準に基づいてはいるが、周りにエネルギーを与えるようなことはしないので除外。)
・ISFP→FiSe(周りとの関係を安定したものにしようとする傾向はキングの家にゲームをしに行くところを見ると理解できる。さらに突然頼まれてもいないのにボロスと戦って人類を助けている。この時にボロスが強い相手と戦うために地球に来たことを非難しているため、Se主導ではない。)
・INFP→FiNe(周りとの関係を安定したものにしようとする傾向はキングの家にゲームをしに行くところを見ると理解できる。ジェノスを家に置くのを渋ったのも自分のテリトリーが侵害されることを恐れたから。でも好意的に接してくれているので強く出れない。また自分の考える強さの基準に達していない相手に対して興味がないことがNeっぽい。)
ここから可能性があるのは、ISFPかINFPかと考えられます。この2つのタイプは個人として認識されることを求めるタイプであり、ヒーローとして報道されていないということよりもソニックに「知らん」と言われたことの方が傷付いていることを見てもわかると思います。
④結論としてはサイタマはISFPとINFPの傾向が高いと判断しました。今回は44.5話までで考えてみましたが、その後のガロウとの絡みを含めた方がもっとわかりやすく判断できたでしょうか。
もう少しこの記事にプラスしてサイタマのタイプは考えていきたいと思います。
※随時他キャラ更新
今回の参考文献はこちら↓
Understanding the People around You: An Introduction to Socionics (English Edition)
- 作者:Filatova, Ekaterina
- 発売日: 2014/07/18
- メディア: Kindle版