半年以上空けている間に年まで明けてしまいました。
お久しぶりです。そして、あけましてよろしくお願い致します(書き始めたのが1月でした…)
ワンパンマンの記事を改めて見て「うわぁ、私の記事頭硬すぎ…」と感じたのでまたやってみます。今思うとサイタマはISFP→ISTPなのかなと思ったりしていますが、また今度書きますね!
まず最初に、この記事ははソシオニクス(MBTI)を理論的に細かく解明しようとはしていません。
それは私がESTPの傾向が強いからでしょうか。「現実(または趣味)で利用出来る」これが私のソシオニクス(MBTI)を学んでいる理由になっています。
漫画のキャラクター、まして現実の人間なんて16タイプには到底綺麗に分けられません。
が、やはりある程度の指標にはなると思っています。
特に、「なんで○○さん私の発言で怒ったんだろう…?」(これはFiが弱い人の感覚ですかね)というふうに悩んでいる方々にはコミュニケーションにおいて1つのヒントになるのではないでしょうか?
また創作をしている方々がオリジナルキャラクター(または推しキャラ)を動かす時、そのキャラクターを破綻することなく動かせるようになると思います(ENTJがいきなり理由もなく聖母になったりする破綻とか…)
ということで今回は、今私がドハマリしている「呪術廻戦」でタイプ分けをやってみようと思います。
前回のサイタマの時のように1人のキャラだけではなく、この記事では特にお気に入りの1年生ズでやってみようと思います。
他にもやって欲しいキャラや作品、詳しい解説が欲しい方は気軽にコメントよろしくお願いします(ちなみに呪術廻戦はAmazon primeで無料で観られるので気になった方は是非アニメからでも!)
(漫画はこちら)
今回も漫画を参考に進めていきたいと思います。
ではさっそく1年生1人目は虎杖くん!
・虎杖悠仁
比較的呪術廻戦はタイプがわかりやすいキャラが多い中、その中でもわかりやすいのが虎杖くんだと思います。
地下室での五条先生との会話で「つまり‼︎チョベリグな術式を身につけると‼︎」の発言からおそらくT系統ではないでしょう。
ENFPとの推測もよく目にしますが、それは他作品のうずまきナルトとの違いを見るとわかりやすいと思います。ナルトが「火影を超す!!ンでもって、里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!」という目標を持っているのに対し、虎杖くんは「細かいことはどうでもいいっす。俺はとにかく人を助けたい」という目標をもとに進んでいきます。周囲からの多くの賛同を欲し、それに対して熱意ある賞賛と支援を提供するのがENFPの特徴ですが虎杖くんはあまり周囲にこだわりはないようです。
さらにENFPは好奇心が強く物事の本質を見抜きますが、虎杖くんは宿儺と契闊をする時、勝負を挑みはしますが「なぜ宿儺がこのような契約を結んだか」を全く考えていないように感じます。
ESFPの特徴を見てみます。「人やできごとなど外界と関わることを好み、親しみやすく、人当たりがよく…」は虎杖くんにとても当てはまっていると思います。運動神経が異常に良いところもSeユーザーらしい特徴ですね。
ESFPとして今後心配なところは、五条先生が虎杖くんに志を託して死亡した場合です。ESFPは極端に将来について考えながら行動しなければならなくなった時、異常にストレスがかかってしまいます。そのストレスがかかった時こそ宿儺に取って代わられてしまうかもしれません。
・伏黒恵
伏黒くんは「私情で」虎杖を助けてもらえるよう嘆願したり加茂先輩に「ただ俺は自分の良心を信じてる」と主張しているところを見ると、Tiが強く影響しているとわかります。また、鯉ノ口渓谷 八十八橋など非常事態でなおかつ独立して戦える場面で、非常に力を発揮出来ているところなどを見るとさらにTiだと受け止められます。自分だけの真実を求めるタイプで、Teのように順序を決めず唯一のやり方で物事を進めていきます。Tiを第1第2に有するタイプはENTP・INTP・ESTP・ISTPです。ENTPのようにNeとTiを使って弁で勝負を仕掛けたり、TiとNeを使ってINTPのように自分の分野になった途端自分の思考を披露しようと口数が増えたりはしていません。
ESTP・ISTPまで絞られましたが、感覚的にもESTPではないなと多くの人が思うのではないでしょうか…ESTPのようなSeによる「ノリ」は感じられずむしろISTP的な「ロボット感」を私は感じます。これは他人には理解しにくいISTP自身で作り上げた思考回路で情報を集め(Ti)現実に合わせていく(Se)からでしょう。上記から伏黒くんはISTPであろうと考えられます。
ISTPとして今後心配なところは、個人行動を極端に取れなくなったり虎杖が人間側に処刑されるところを目撃してしまったりした場合です。ISTPは自分の感情に気づくと機嫌が悪くなってしまう傾向にあるので、周囲に無理矢理自分自身を省みるよう迫られた結果暴走してしまう可能性があります。
・釘崎野薔薇
端的に言ってESTPだなと読んでいて感じた方も多いのではないでしょうか。
古い風習に抗って都会に出てきたところなどとても行動的でESTPらしいですし、京都姉妹校の桃ちゃんと戦っているときに「男がどうとか女がどうとか知ったこっちゃねーんだよ‼︎テメェらだけでやってろ‼︎」と発言したところなどとてもSeのはつらつさとTiの個人主義が醸し出されていて私もとても気に入っています。また上京してすぐに原宿に目を奪われたり、おしゃれを誰のためでもなく自分のために楽しんでいるところもSeらしいです。
また虎杖くんや伏黒くんが物語が進むごとに技を習得しているのに野薔薇ちゃんだけ初期の技のまま戦えているところなど、ESTPの初期値が高いところのように感じてしまいます(悪くいうとアップデートされていないともいえますが…)
ESTPとして今後心配なところは、虎杖くんと同じく五条先生に志を託されてしまった場合です。ESTPも極端に将来について考えながら行動しなければならなくなった時、異常にストレスがかかってしまいます。また気に喰わない上層部に命令されても決して上っ面だけ良くして対応することは出来ないので、将来的に呪術界上層部に野薔薇も目をつけられてしまう可能性は高いでしょう。
また長期間ストレスに晒された場合、ESTPは自分で思いついた現実に即していない作戦を無理矢理やり通そうと足掻いたり、たとえ仲間でも過度に他人を疑ってしまうことがあります。呪術高専内部で意見が割れてしまったとき1番混乱してしまうのは野薔薇ちゃんかもしれません。
五条悟
五条先生はわかりやすく外向なのだろうと理解できます。なので第1機能はSe・Ne・Te・Feのどれかになりますが、Teが第1機能というのは考えにくいと思います。常に改革に臨み周囲に敵を作るような生き方はTeには生きづらいやり方だからです。また好んで雰囲気を壊したり不謹慎に振る舞ったりするところでFeの線も自然と消えます。
次に 第1機能を決定する前に第2機能から考えていきたいと思います。ここまでで第2機能に来る可能性かあるのはFiかTiです。が、五条先生がFiというのはちょっと無理があると思いますのでTiでしょう(他人に心があるとこの人は知っているのだろうか…いや知っているからこその楽巌寺学長への煽り……?)
ではここで第1第2を合わせて考えますとタイプはESTP・ENTPに絞られます。では2つの大きな違いはというと「すぐ目の前の現実を重視しているかしていないか」です。虎杖くんと野薔薇ちゃんは圧倒的に前者だと思いますが、五条先生は後者のように感じます。それは呪術界を改革するという目標を過去に立ててそれを今も実行しているからです。また上司にだいぶ噛みついている感じが正にENTPを感じさせます。
また、ENTJという方もいますがそれは少なくとも五条先生のメインのタイプではないと思います(一部可能性はありそうですが…)判断をわかりやすくするために、先生ではなく学生時代になってしまいますが五条くんの有名な「俺正論嫌いなんだよね」を引用します。この発言だけ見るとENTJの圧を感じますが、この発言は夏油の「呪術は非術師を守るためにある」というセリフに対する五条くんの返答です。もし本当にENTJであったのならこのような煙に巻くような発言の仕方はせず、自分ならどのような理想を基に動いているのかで反論すると思います。
ではENTPとして今後心配なところというと、働きすぎて倒れてしまったり呪術界の改革が行き詰まってしまった結果、引きこもりと落ち込みを繰り返してしまったり事実への執拗なこだわりが発生してしまう可能性です。ENTPの人たちは自分にも休養が必要であることを忘れて体調を崩してしまうことがあります。そして体調不良が1番深刻に響いてしまうタイプでもあります。五条先生は反転術式で体調管理していますが、もし万一、1度でも体調を崩してしまった場合、深刻な状況を引き起こしてしまうかもしれないでしょう。
虎杖悠仁→ESFP
伏黒恵→ISTP
釘崎野薔薇→ESTP
五条悟→ENTP
と判断しました。これほどS型に偏るジャンプの主人公グループは珍しいのではないでしょうか?
そういえばこの4人すぐにすごく自然と仲良くなっていますよね
クアドラで分けると、
虎杖→ガンマクアドラ
伏黒→ベータクアドラ
野薔薇→ベータクアドラ
五条→アルファクアドラ
となかなか良いバランスでクアドラが分かれています。これも自然と仲良くなれた理由の1つかも知れません。今後、1つの作品をクアドラで分けて考えるととても面白そうですね。
さらに「今の現状しか見えてないじゃん」みたいなツッコミをするNi強めのキャラや「皆でやろう!」みたいなFe強めのキャラがいない分、確かに話の進み方とか仲の深まり方とかは早い気はします。実力主義的な雰囲気が強いからでしょうか。
その代わり読者が退屈しないために五条先生がしっかりNeを発動してくれています!だからジャンプではあまり見ないESFPの主人公でも話がうまく進んでいるのでしょう。
むしろ五条先生に反感を持たないようなキャラを作った結果が1年生ズなのかもしれませんね。(ちなみに下々先生はTiユーザーのように感じます!)
今後も余裕があれば記事を更新していきたいと思います。首を長くさせてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします!
※追記:虎杖くんが「正しい死」にこだわるのは大切な人が最後に残した言葉だからこそのインパクトに引っ張られているからかなと思っております。あのまま平穏な生活をしていたらきっとそんな事は考えなかったのではないでしょうか。
しかしこれも私の主観から観察した評価です。ドリップが変われば味も質も変わるように、MBTIやそして主観というものは、とても人間らしくて面白く感じます。「1人のキャラのタイプをどのタイプの人がどのタイプに振り分けているのか」などの統計データが欲しいと感じるこのごろです。
今回の参考文献はこちら↓
Understanding the People around You: An Introduction to Socionics (English Edition)
- 作者:Filatova, Ekaterina
- 発売日: 2014/07/18
- メディア: Kindle版